「ボリュームの拡張」機能がグレーで表示される原因はなんですか?

「ディスクの管理」で既存パーティションを拡張しようとすると「ボリュームの拡張」オプションがグレーアウトになり、パーティションの拡張に失敗しました。なぜ「ボリュームの拡張」がグレー表示されますか?この問題の解決策は何ですか?この記事では、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」が選択できない原因とその対処法についてご紹介します。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2024年03月13日

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「ディスクの管理」について

「ディスクの管理」は、Windows標準のパーティション管理ツールです。Windowsにおけるパーティション操作は、基本的に「ディスクの管理」で行います。

🔎FAQ:ディスクの管理を起動する方法

🌻補足:「ディスクの管理」は、パーティションの操作以外にも、現状を確認する目的で使うことが多いです。特に、記憶装置に関するトラブルが発生した場合には、記憶装置がWindowsにどのように認識されているのかを知っておく必要があります。「ディスクの管理」で正常に認識していない記憶装置は、Windows上では使えないのです。

Microsoft Windows(マイクロソフトウィンドウズ)に標準搭載されている「ディスクの管理」ツール・ユーティリティはハードディスクやパーティションを管理するために、以下のような機能を提供しています。

「ボリュームの削除」「新しいシンプルボリューム」「フォーマット」
「ボリュームの縮小」「ボリュームの拡張」など様々な機能。。。

もっと詳しい情報について、「Windows10ディスクの管理『標準搭載のディスク&パーティション管理者』」を参考にしてください。

「ボリュームの拡張」が選択できない原因

ユーザーに広く使用されている「ディスクの管理」はディスク/パーティションに関するほとんどの問題を解決できますが、いくつかの制限があります。

たとえば、既存パーティション(ドライブ)を拡張しようと思いますが、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトで表示され、選択できないことがあるでしょう。

 

★事例:

SSDの換装後、Windows 7のシステムがインストールされている「Cドライブ」を「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」で大きくしようとしたところ、実行できませんでした。その理由や対策について誰か教えてくれませんか。

--ユーザーからの質問

Windows 7で「ディスクの管理」を使用してCドライブを拡張するには:

1. 「コンピューター」を右クリックし、「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を順にクリックし、「ディスクの管理」を起動します。

※ご覧のようにディスク0にはCドライブ、Eドライブ及び未割り当て領域があります。

ディスクの管理

2. しかし、Cドライブを右クリックすると、「ボリュームの拡張」がグレー表示され、選択・実行できません。

ボリュームの拡張

「ディスクの管理」で「ボリュームの拡張」ができないのはなぜですか?

次はその原因を詳しくご説明します。

まず原因は、「ボリュームの拡張」機能に関する制限でした。
プライマリパーティションを拡張する場合、その直後に未割り当て領域が必要です。
論理ドライブを拡張する場合、その直後に空き容量が必要です。
拡張するボリューム(ドライブ/パーティション)はNTFSまたはRAWファイルシステムでなければなりません。
※結論:「ボリュームの拡張」が行えるドライブは、右隣(直後)に 「未割り当て領域」もしくは「空き領域」が存在するNTFS(またはRAW)ドライブに限ります。

上記の例では、未割り当て領域があっても、Cドライブの直後に隣接していないので、「ボリュームの拡張」が選択できない、もしくはその「未割り当て領域」を拡張の対象にできません。こういう場合には、拡張したいパーティション(Cドライブ)の後ろに未割り当て領域を作成する必要があります。

具体的なやり方:Eドライブを縮小して未割り当てを作成できますが、その未割り当て領域がCドライブではなくEドライブの右隣に存在するので、依然として駄目です。Cドライブの後ろに未割り当てを作成するために、既存の未割り当て領域を移動するか、またはEドライブを「ボリュームの削除」で削除することができます。でも「ディスクの管理」はパーティションの移動機能を提供していません。Eドライブを削除すると、その上の全てのデータが失われます。保存の必要なデータを削除の前にバックアップしてください。それらの操作は結構複雑で時間がかかります。

さて、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」がグレーで表示され、使用できない時、データを失うことなく、ボリュームを拡張する方法があるでしょうか?

ボリュームの拡張ができない問題を解決する方法

ここでは、ボリュームの拡張が行えるサードパーティ製フリーソフト「AOMEI Partition Assistant Standard」を強くお勧めします。

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安全かつ高速

割引でそのProfessional版にアップグレードすると、パーティションの分割/結合、空き領域の割り当て、ダイナミックディスクの管理、ブータブルメディアの作成など、「ディスクの管理」よりはるかに多くの高度な機能を使用することもできます。

Cドライブの拡張を例としてAOMEI Partition Assistantでボリュームを拡張する詳細手順を見ていきましょう。

★知っておくべきこと:
連続している2つのパーティションだけを結合できますが、未割り当て領域を結合する場合、制限がありません。
システムで予約済みのパーティションを結合することができません。

1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。

※以下の画面のようにDドライブの後ろに未割り当て領域があります。

🎃未割り当てがない場合、「パーティションをリサイズ/移動」などの機能でそれを作ることができます。

主な画面

2. Cドライブを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを結合」を選択します。

パーティションをマージ

3. 未割り当て領域を選択し(チェックボックスにチェックを入れ)、「はい」をクリックします。

はい

4. 仮想結果をプレビューして問題なければ「適用」→「続行」をクリックします。

適用

ご覧のように、未割り当て領域はCドライブの直後に存在しなくても、Cドライブと結合することができます。AOMEI Partition Assistantを使うなら、「ボリュームの拡張」機能がグレーで表示されることについて全然心配する必要がありません。好きなようにCドライブとか他のデータパーティションとかを拡張することができます。また、その操作もシンプルで分かりやすいし、時間も節約します。

ボリュームの拡張に関するよくある質問

ボリュームの拡張ができない原因は何ですか?

ボリュームの拡張ができない原因にはいくつかあります。主な原因は、隣接する空き領域が不足している、ファイルシステムがサポートしていない、またはシステムの制限によるものがあります。

ボリュームの拡張を試みたが失敗しました。どうすればよいですか?

ボリュームの拡張が失敗した場合は、まずエラーメッセージやログを確認し、失敗の原因を特定します。その後、隣接する領域の空き容量を確保したり、ファイルシステムの変換を行うなどの手順を試してみることができます。

ボリュームの拡張ができる条件は何ですか?

ボリュームの拡張を行うためには、隣接する空き領域が十分にあることが必要です。また、ファイルシステムやオペレーティングシステムが拡張操作をサポートしていることも重要です。

ボリュームの拡張ができない場合、他の解決策はありますか?

ボリュームの拡張ができない場合は、代替手段として新しいボリュームを作成してデータを移行したり、不要なファイルを削除して空き領域を確保することが考えられます。

ボリュームの拡張を行う際に注意すべきポイントは何ですか?

ボリュームの拡張を行う際には、まず重要なデータのバックアップを取ることが重要です。また、拡張操作を行う前にシステムやデータの状態を十分に理解し、失敗やデータ損失のリスクを最小限に抑えることが重要です。

ボリュームの拡張を行うためのソフトウェアやツールはありますか?

ボリュームの拡張を行うためのソフトウェアやツールはいくつかあります。オペレーティングシステムに組み込まれているユーティリティや、サードパーティ製のディスク管理ツールなどが利用できます。

ボリュームの拡張を行うとデータが消失しますか?

ボリュームの拡張操作自体は通常、データを削除するものではありません。ただし、操作を誤ったり、予期しない問題が発生した場合にはデータの消失が発生する可能性がありますので、慎重に操作する必要があります。

ボリュームの拡張ができない場合、専門家に相談すべきですか?

ボリュームの拡張ができない場合や、問題が解決しない場合は、専門家やサポートチームに相談することが賢明です。特にデータの損失やシステムの破壊などのリスクがある場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

ボリュームの拡張が失敗した場合、データを復元することは可能ですか?

ボリュームの拡張が失敗した場合、データの復元は一般的に困難です。そのため、拡張操作を行う前にデータのバックアップを取ることが重要です。

あとがき

この記事では、「ディスクの管理」で「ボリュームの拡張」がグレーアウトする問題を解決しました。拡張したいドライブの隣に未割り当て領域がなくても、優れたディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistantを使って任意のドライブを拡張することができます。また、ディスクにパーティションがあるため、「ディスクの管理」で「MBRディスクに変換」または「GPTディスクに変換」オプションがグレーアウトされた場合、AOMEI Partition Assistantはパーティションを削除せずに、MBR/GPTディスクへ簡単かつ高速に変換することができます。

AOMEI Partition Assistantには異なるエディションがあり、必要に応じて適切なエディションを選んでください。例えば、個人・ホームユーザーの場合、無料のStandard版が最高の選択肢だと思いますが、サーバーユーザーの場合、Windows Server 2011、2012(R2)、2016、2019、2022向けのServer版を試してください。企業ユーザーの場合、社内の台数無限のパソコンに対応するUnlimited版を選択できます。さらに、クライアントに有償技術サービスを提供したい場合、Technician版を使用できます。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。